独レーウ監督「扉は自分で閉じた」代表引退のエジル(日刊スポーツ)

ドイツ代表のヨアヒム・レーウ監督は、同国代表引退を表明したアーセナルMFメスト・エジル(29)に何度も電話をかけてコンタクトを取ろうとしたが、つながることはなかったと、5日付の独紙ビルトが報じた。

エジルは「人種差別や敬意のなさを感じている限り」プレーはしないと、自身のツイッターにつづっており、同国代表からの引退を表明。これに対してレーウ監督は、スポーツビルト誌のインタビューに「メスト・エジルは私からすれば明らかな代表引退を明かしている。扉は彼が自分で閉じた。復帰はテーマにはならない」と現時点で代表復帰は現実的ではないことを明かした。

さらに、何度も電話をしているにもかかわらず、エジルが自分からではなく、代理人に電話をさせたことに対して失望しているという。

スポンサーのアディダスは代表騒動に依存されずにエジルをサポートする意向を表明している。アディダスPRダイレクターのブリュッゲン氏は「エジルが今後、ドイツ代表でプレーしないのは残念です。メーカーメッセンジャーとして今後も、アディダス・ファミリーの一員です」とコメントした。

一方で、スポンサーのメルセデス・ベンツは「我々としてはエジルのメディア、ドイツ・サッカー連盟、スポンサーに対する攻撃を落ち着いて評価している。その後、決断したいと思っています」と話すにとどまった。