中国、ナウルに猛反発=「稚拙な茶番」、退席も(時事通信)

【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は5日の記者会見で、太平洋諸島フォーラム首脳会議の開催国ナウルが中国代表団の外交旅券での入国を拒否したことなどに、「国際的慣例やフォーラムの規定に背き、稚拙な茶番を演じた」と激しい反発を示した。

 
 華氏は、中国と国交がないナウル側が開会前日、中国代表団に一般旅券での入国を要求し、会議中も「中国代表の発言を妨害した」と主張。中国側は退席して抗議し、「多くの国家代表団も会場を離れ、ナウルに強烈な不満を示した」と説明した。

 さらに、台湾と外交関係を持つ「ナウルなどの極めて少数の国」に対し、「大勢を見極め、過ちを正すよう忠告する」と強調した。